シナモンのTwitter騒動から見るオタクのバカッター
いやー暖かくなるとおかしな人がでてくるもんだな! - 煽り画像・ネタ画像・レス画像まとめ
Twitterやってたら懐かしい名前が入ってきました。「シナモン」って流行ったの僕が小学生ぐらいの時だったかな・・・
なんて考えてたら現在ツイッターアカウントが大変なことになっているらしい。
原因は所謂「いじめリプ」なんだけど、意外なシュールさが人気を呼んで、Twitterでもネタとして一種の流行のようになっていた。
しかし、それがあまりにも過剰になり、シナモン公式アカウント側がブロックするという対処を行ったというわけだ。
今回は僕が大学の講義で受けた「日本人の集団意識」の講義で学んだ内容を絡めて考察していこうと思う。
素人的な考察ですが付き合っていただければ幸いです。
(5月17日追記)コメントで引用元を紹介していないとの指摘を頂きました。本当にありがとうございます。深く反省し、お詫び申し上げます。善処していきますので、これからもよろしくお願いします。
概要
シナモンに対してTwitter上では3月頃から、シナモンに対する暴言ツイートが多発。
恐らく「イジリ」感覚での悪ふざけが多くを占めるが、その内容はどんどん過激化。5月に入ってから、そんな心ないツイートを目にしたファンから「悪ふざけが過ぎている」と問題視されるようになった。
シナモンへのいじめリプ止まらず… サンリオ「悲しく思っております」 | ニコニコニュース
こうした悪フザケリプライが過剰になり、ついにシナモンがブロックを行った。
当然の処置だが、Twitterでは批判の声も上がっているらしい。頭おかしい(小声)
それにしてもまさかシナモンが眠れる獅子だったとはTwitter民も思わぬまい
具体的な事例
おはよう、シナモンだよ♪今日はね、スケボーの朝練してるんだぁ! pic.twitter.com/pf1skIvN3x
— シナモン【公式】 (@cinnamon_sanrio) 2015年5月12日
↓こういったほんわかしたツイートへの反応
https://twitter.com/CARIGANE/status/598267649424920576
https://twitter.com/TINPOIian/status/597643354118098944
正直ちょっと面白いと思ってしまった自分がいるというのは内緒。
でもいくら面白いからってやっていいことと悪いことがある。詳しくは後述する。
ブロックされたTwitter民達
https://twitter.com/ziipachi_talk/status/597933060055638016
相変わらずシナモンにブロックされたままか。もうクソリプ送らないと思うので解除してくれませんかねぇ
— ARATA@ダーツ垢 (@arat318) 2015年5月8日
https://twitter.com/yuki211LiSA/status/599122632731009024
「シナモンにブロックされた」とツイートする人を評価する人達と 「ブロックされた人々」の一部リスト - Togetter
やっぱりこういう人達はどこかしら頭がおかしいのだろうか。いや失礼だけども。
同族嫌悪がかなりはいってるけどこういうオタクって本当に救いがない。
多分反省は一切してないし、どうせまた同じことを繰り返すだろうけど、こういうところで歯止めが効かない、相手が分からないのがオタクだ。
現実世界では陰にいるオタクをここまで豹変させるネットは実際怖い。
昔にも同じような事例はあった
一昔前にあったオバマ騒動をご存知だろうか。
この騒動も一時期話題になった。「シュールで面白い」という同じような理由で流行したが、この時も相手側が何を考えているか考えながらリプライを送った人間はいなかっただろう。
相手の表情を見ることのないネットが生む闇ともいうべきだろうか。何故相手側の気持ちを考えないのだろうか。
歴史は繰り返すとローマの歴史家クルティウスが言ったが、まさしくその通りであろう。
2つのタイプのバカッター
第一のバカッター
【バカッター】「ボーリング終わったなう」大阪・相川駅で線路に立ち入り記念撮影した5人組 → 阪急電鉄「警察に相談し適切な対処をする」 : はちま起稿
よく「バカッター」という言葉を目にすることがあるだろう。
スーパーのアイスケースに入った画像を晒した馬鹿がTwitter民から総攻撃を受けた事例が所謂バカッターの典型例。
他にも未成年喫煙、未成年飲酒等々挙げ出したらキリがないけど、これが従来バカッターと呼ばれていたものだろう
第二のバカッター
今回の事例がこの第二のバカッターに当たる。この層は皮肉にも第一のバカッターの人間に対して制裁を加えていた側だったりもする。
バカッターwwwなんて笑っていた人間が実はバカッターの一員だったりするわけだ。
お前うんこ踏んだぞって言ってる奴がうんこまみれになってる感じだ。
今はどうなってるか知らないけどTwitterではキチガイぶるのが流行っていた時期があった。
マジキチツイッタラーとか今思えば典型的な中学生のノリだったけど、まあ当人達が楽しいならそれでいいだろう。うん。
http://girlsvip-matome.com/archives/1004737646.htmlgirlsvip-matome.com
正直層が中高生というのもあって考え方があまりにもチープだ。
いや中高生はかなり頭がいい。物事の善悪を考える能力ぐらいはある。そういった能力があるから未成年飲酒を炎上させるし、晒して叩いたりする。
でも残念なことにその自分の中の善悪を突き通すだけの能力はない。
だからバカッターで相手を晒すのも周りに飲まれるからであり、今回の件も周りに飲まれているからだと個人的に思っている。
集団意識
こうした人間(第一のバカッター第二のバカッター関わらず)は「みんなやってるから別にいいでしょ」みたいなことをよく言う。
集団意識という言葉は世界的なものだが、日本ではそれが顕著なものらしい。
こういった集団意識は日本を良い方向にも悪い方向にも運んできた。
戦後復興のように、みんなが前を向いて、新しい生活を手に入れようとがむしゃらに頑張ったように良い方向へと運んだ例もあるが、
いじめや犯罪といった悪い方向にも人を運ぶのが集団意識というものだ。
社会問題というほどではないが今回の事件にもそれが大きく関わっていると思う。
「他人がやっているのが面白かったから真似する」それが面白ければそれでいい。
そこ善悪は関係ない。周りがやってるんだから。
未成年飲酒だって悪いことだって分かっているけど、他人がやっているからそれでいいと思ってしまう。
シナモンに暴言を吐くのが悪いことだって解ってるけど、他人がやっているからそれでいいと思ってしまう。
川崎のいじめ殺人だってそうだ。グループがやるって言ってるからって人を殺すだろうか。
多かれ少なかれ、こういった事件には日本特有の「集団意識」が関わっているように思える。
まとめ
恥ずかしい話だけど、僕自身もその騒動を見て面白がっていた人間の一人だった。(直接リプライは送ってない)
面白いというのは人それぞれだが、個人的には面白いと思っていた。
でもそのいじめリプを見て悲しむ人間のことを僕は一切考えていなかった。
多分こういったリプライを送っている人も相手の気持ちを考えてはいないだろう。いや考えてやってたらもうどうしようもないんだけどさ